第3章 導入

目次

3.1. コードのテスト
3.2. ドキュメントとしてのソースコードサンプル
3.3. コードの前にまずサンプル (スペック) から
3.3.1. なぜ先にサンプルから書き始めるの?
3.3.2. PHPSpec を使用した BDD の流れ
3.4. PHPSpec および BDD について

3.1. コードのテスト

みなさんは、自分の書いたコードをどのようにテストしていますか?

PHP のコードをテスト する方法として最もありがちなのは、 そのコードをファイルに保存してウェブブラウザで開いてみるということです。 で、期待通りに出力されていればテストに通過したとみなすわけです。 これと似たパターンで、何も出力しない関数やクラスをテストする場合に var_dump() や echo を使って変数の中身を確認するという方法もあります。 あるいは、完成したアプリケーションを実際に操作して 期待通りに動作するかどうかを確認するということもあるでしょう。

これらの方法はどれもお手軽ですが、重大な問題があります。 同じテストを繰り返し実行しようとすると、大変なことになってしまうということです。 この問題を回避してテストやサンプルを繰り返し実行できるようにするために便利なのが PHPSpec です。 別に SimpleTest や PHPUnit、あるいは PHPT のことを無視しているわけではありません。 PHP におけるフレームワークを複数身につけていることは、決して損にはなりません。

PHPSpec のようなフレームワークを使用すると、繰り返し可能なサンプル を書くことができます。 自動化されたテストは、 ちょっとしたコマンドラインやブラウザの再読み込みで何度でも実行することができます。 しかし、繰り返し可能なテストを書いただけですべて解決するわけではありません。